Odontolabis
日本には産しない属であるが、大型化し鞘翅が黄色を帯びる種もあって見栄えはする。 ベトナムには3種を産する
幼虫の生態やDNA解析からNeolucanus属は別属とされる ことが多いが、小型のグループであるCalcodes属は同属と扱 われることが多い。そ の場合記載が早いCalcodes属を使うべきである。しかし、記 載論文の読み方によってはCalcodesが無効名であるという考 え方もある上、有効と すると格の問題から種名が変わるもの(例えば Calcodes striatus = Odontolabis striata)が結構多くてややこしく、かのBE-KUWAでも学名が違っていたりする

Odontolabis cuvera Hope, 1842
ssp fallaciosa Boileau,1901
クベラツヤクワガタ ベトナム全域に産する。鞘翅の黒色部の範囲や形状には変異が見られるが、ベトナム産は総じて黒色部が広い傾向にあるようだ

TamDao

TamDao

TamDao

TamDao

TanDao



Odontolabis siva (Hope et Westwood, 1845)
シバオニツヤクワガタ 台湾産 ssp. parryi Boileau,1905 をオニツヤクワガタと呼ぶため、単にオニツヤクワガタと呼ばれることもある。
台湾〜中国、ミャンマー・インドにかけて産し、大型の普通種。大歯は高標高の場所で得られるという話である

Nghe-an C.Vietnam

Nghe-an C.Vietnam


Odontolabis platynota (Hope et Westwood, 1945)
プラティノータツヤクワガタ インド〜中国、海南島にかけて産し、ベトナム産は ssp coomani Didier,1927 とされる。
本種がOdontolabis で、オーエンノコProsopocoilus oweni  (Hope et Westwood, 1945) がProsopocoilus なのが何となく納得できない

Nghe-an C.Vietnam

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