Neolucanus brevis  Boileau,1899
ブレビスマルバネクワガタ
インドシナ半島に産し、丸い体型で大腮も太短い種。
laos
Xieng Khouang
laos
Xieng Khouang
brevis
Wianpapao
brevis
Doi Inthanon
Neolucanus cingulatus Parry,1864
キングラトゥスマルバネクワガタ
原名亜種はマレー半島産であるが、1990年代に個体数が激減したようで、2000年以降ほとんど得られておらず絶滅説も流れている。標本ラベルの産地を グーグルアースなんかでチェックするとほとんど森林が見られないので、多産地がつぶれたのは確かである。ただ、他の亜種で見る限り狭域分布種とは思えない ので、他の場所に生息している可能性は残っている。
他に2亜種:ssp.muntjac Gestro,1881 ボルネオ産と ssp.lansbergei Leuthner 1885スマトラ産が記載されている。
下に図示したのはssp.lansbergei Leuthner 1885
sumatra
Padang W.Sumatra
sumatra
Padang W.Sumatra



Neolucanus
latus Boileau,1902
ラトゥスマルバネクワガタ
タイ〜ラオス。ブレビスよりも大型でやや細身
laos
Xieng Khouang

 
Neolucanus guiardi Didier,1926
グィアードマルバネクワガタ
ラオス。前種に似るが大腮がやや長い
guiardi
Xam Nua Laos



Neolucanus brochieri  Bomans et Miyashita,1997
ブロッシェルマルバネクワガタ
brochgieri
Sagain
brochieri
Sagain
黒化型
sagain
Hkasi Tarunghka Sagain

Neolucanus delicatus  Didier,1927
デリカトゥスマルバネ
表記の学名は1991年頃から大量にもたらされたベトナム北部産の大歯型の出現するグループに当てられていたが、水沼(1985:タテヅノマルバネクワガ タの再検討)にあるように本来のdelicatus は大歯型でも体長31mmの小型種である。2009年にベトナム中部産のマルバネ個体群の検討から、delicatusfuscus を適用する個体群が従来と変わっている。
delicatus
Phuoc Hiep C.VietNam







Neolucanus fuscus Didier,1926
フスクスマルバネ
上記のように、北ベトナムの個体群にはdelicatus が充てられていたが、Neolucanus fuscus Didier,1926 を充てるべきのようである。
アルマトスマルバネNeolucanus armatus Lacroix, 1972 はおそらく同種かせいぜい亜種。
トンキンマルバネ
Mt.Fan si pan
fuscus
大明山 広西壮族自治区
トンキンマルバネ
Tam dao
トンキンマルバネ
Pia Oac
トンキンマルバネ
Tam dao
トンキンマルバネ
Tam dao


Neolucanus marginatus  Waterhouse,1872
マルギナトゥスマルバネ
marginatus