Dorcus fulvonotatus  (Parry,1862)
フルボノタトゥスコクワガタ
  インド北東部
アトモンコクワ
Darjeeling



Dorcus bisignatus  (Parry,1862)
ビシグナートゥスコクワガタ
黄紋のある個体群と無い個体群がいる。Krajcikのカタログではelsiledis Seguy,1953とgiselae Bomans,1991の2亜種が認められているが…。
fang
Fang Thailand
sapa
Sapa Viet Num
Caobang
Caobang Viet Num
bisidf
Fang Thailand
bisig
Ha Giang VietNam
C.Vietnam
Phuoc Hiep C.VietNam
左個体腹側面からの図。北部産同様、腿 節に黄紋が見られる
bisignatus






Dorcus mochizukii  (Miwa,1937)
モチヅキクワガタ
台湾特産種。台湾ではやや標高の高いところに産し、個体数はあまり多くない。
モチヅキ
南投県
mochiduki
拉々山
mochiduki
南投県
mochiduki
南投県
Dorcus virginiae  (Bomans,1991)
バージニアコクワガタ
タイ北部に産する。次種ネグレコクワガタとは前胸の形状で区別できる。
バージニアコクワ
Fang



Dorcus negrei (Lacroix,1978)
ネグレコクワガタ
ベトナム北部に産し、TamDaoに多産していたが現地の採集事情の変化によって入荷が少なくなった。
ネグレコクワ
TamDao



Dorcus pieli (Didier et Séguy,1935)
ピエールコクワガタ
中国南西部
ピエール
貴州省 雷山林場
pieli
貴州省 雷山
pieli
貴州省 雷山
pieli
雲南省中甸縣江東
pieli
雲南省中甸縣江東
pieli
雲南省中甸縣江東


Dorcus moellenkampi (Nagel,1924)
メレンカンプコクワガタ
中国南西部〜チベット 前種と分布が重なるようだが、体色や前胸の形が異なるようだ
moelenkampi
雲南省
moellenkampi
雲南省


Dorcus mellianus (Kriesche,1920)
メリアヌスコクワガタ
中国南部〜インドシナ半島 大腮に特徴的な褐色毛の束があり、区別はたやすい。
mellianus
海南島
mellianus
海南島
mellianus
海南島
mellianus
海南島
タムダオメリアヌス
TamDao
mellianus
Nghe-an C.Vietnam
mellianus
Nghe-an C.Vietnam
mellianus
Nghe-an C.Vietnam
mellianus
Nghe-an C.Vietnam



Dorcus cuongi Maeda,2009
クォンコクワガタ
中央ベトナムから記載された。メリアヌスに似るが、前胸の形状が異なる上に大腮の毛束がなく全体の体色も明るい。
cuongi
C.Vietnam
cuongi
Phuoc Hiep C.VietNam


Dorcus seguyi (DeLisle,1955)
セグーコクワガタ
ラオス・ベトナムの他、海南島からも得られている。
ラオスseguy
Laos
seguyi
Lai Chau Viet Nam
seguyi
Tamdao Vietnam

Dorcus axisopsis (Séguy,1954)
アキソプシスコクワガタ
ベトナム南部・タイ東部〜ミャンマー南部。カンボジアを挟んでインドシナ半島の両側に分布している。タイの個体群は大腮がやや細く内歯が先端に寄るなどの 変異が見られ、カンボジアに産するとすればどのような形態か興味深い。図示した南ラオス産はpseudaxis として売られていたものだが、鞘翅の色彩(鞘翅会合部が濃色になる)と体型(前胸が前に向かってやや広くなる)からこちらに入れた。♀ではほとんど区別で きないので、次種とは亜種関係と判断しても良いかも知れない
プセウダキス
Dalat VietNam

S.Laos


Dorcus pseudaxis (Didier,1926)
プセウダキスコクワガタ
ベトナム北部〜タイ北部。前種に似るが内歯が明らかに前方を向く。ただし今のところ混生地が見つかっていないようなので、亜種関係という見方もでき、少な くとも代置種関係と思われる。
pseudaxis
Mae Taeng Thailand
pseudaxis
ChiangMai Thailand
pseudaxis
Thailand
pseudaxis
Thailand
pseudaxis
Doi Step Thailand



Dorcus elegantulus (Albers,1891)
エレガントゥルスコクワガタ
こちらも近縁と思われる種で、ミャンマー・マレー半島からスマトラ・ジャワ・ボルネオ、パラワン島に産する。原名亜種はジャワ産で、他はそれぞれ亜種に分 けられている。パラワンのssp.akaishii Mizunuma,1994 は大珍品。
ssp.axis Boileau,1904
マレー・ミャンマー南部
elegantulus
Cameron Highland



ssp.rufus Boileau,1911
スマトラ・ボルネオ
elegantulus
Sabah
Borneo
Keningau
elegantulus
Kimanisu
elegantulus
Mt.TM
elegantulus
Mt.TM



Dorcus vernicatus  Allow,1938
ベルニカトゥスコクワガタ
従来Dorcus vernicatus  ベルニカトゥスコクワガタとされていた個体群が新大図鑑で3種類に分けられた。その結果、真のDorcus vernicatus  Allow,1938 に相当する個体群は持っていないので、しばらく画像無し。2011年4月に葛信彦氏がオークションに出していたが竹澤氏に負けた。 この種と シルカーはがっつり入ってくるのを待とう








Dorcus kuwakabei Fujita,2010
クサカベコクワガタ
新大図鑑でDorcus vernicatus  ベルニカトゥスコクワガタと区別され、新種として記載された。明らかに形態が異なる上、ミャンマー北部でどうやら混棲しているのでこの扱いは妥当なところ だと思う。
広東省産は新大図鑑で記載がないが、頭楯の形状からここに入れておく
kusakabei
Chudu razi
kusaakabei
Chudu razi
kusakabei
Chudu razi

ssp. hagiangensis Fujita,2010
vernicatus
Sapa VietNam
vernicatus
Ha Giang VietNam
vernicatus
Ha Giang VietNam
vernicatus
広東省
Dorcus itoi Bomans,1993
イトウコクワガタ ベトナム北部
Bomansは新種として記載、旧大図鑑でベルニカトゥスの亜種になり、新大図鑑で独立種として復活した
itoi
Tam Dao VietNam



Dorcus groulti (Planet,1894)
グラウトコクワガタ
タイ・ミャンマー・インド。大型(と言っても30mm弱)になると記載図のように大腮先端の内歯が大きくなり、膨らんでいるように見える。
新大図鑑でインド〜ミャンマー産とタイ産は別亜種になった
ssp.groulti
groulti
Myanmar

ssp.suzumurai Fujita,2010

groulti
Nan Thailand
groulti
Nan Thailand